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うごく統計#07

猛暑日はどこまで増えた? 立体の日本地図で見る117年 1910→2026|うごく統計 #07

答え

  1. 同じ61か所の猛暑日は、1年に1.2日から10.3日になりました。
  2. 36日の記録は52年動かず、2023〜2025年に3年続けて61日まで上がりました。
  3. 平均が1.2℃上がるだけで、35℃以上の日は2倍あまりになります。

ほかの言い方猛暑日 何日日本の夏 暑くなった猛暑日 記録35度以上の日 昔と今

動画

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解説

1910年から記録が続く全国61か所の気象台などで、1年の猛暑日(最高気温35℃以上の日)を、立体の日本地図の柱にして117年分動かしました。2025年の夏は、全国の観測点の毎日の最高気温も柱にしています。

1か所・1年あたりの猛暑日(61か所の平均)

期間1か所・1年あたり
1910〜1919年1.2日
1920年代1.9日
1930年代1.9日
1940年代2.1日
1950年代1.7日
1960年代2.1日
1970年代1.8日
1980年代1.7日
1990年代4.2日
2000年代4.8日
2010年代7.1日
2020〜2025年(6年)12.1日
2016〜2025年10.3日

記録の動き(61か所の「1年の猛暑日の最多」)

年記録観測点
1942年36日京都
1994年41日熊本
2023年45日熊谷
2024年54日京都
2025年61日京都

2010年の熊谷と2018年の熊本は41日で並んだだけで、記録は動きませんでした。

主な年の上位3

年1位2位3位
1942年京都 36日名古屋 31日岐阜・福井 25日
1994年熊本 41日佐賀 38日京都 33日
2023年熊谷 45日京都 43日前橋 36日
2024年京都 54日熊本 51日岡山・名古屋・佐賀 47日
2025年京都 61日甲府 59日熊谷・前橋 53日
2026年(10/22まで)熊本 44日佐賀 42日福岡 38日

2025年 京都と甲府の終盤(その日までの猛暑日)

日京都甲府
9月2日54日55日
9月3日55日56日
9月6日56日56日
9月10日59日58日
9月16日61日58日
9月17日61日59日

7月15日〜8月7日の24日間、2か所は毎日まったく同じ数でした。9月2日に甲府が前の年の記録54日を先に超えました。

2025年の気温の波

  • 35℃以上になった所がいちばん多かった日: 7月29日 323か所
  • いちばん高い気温: 8月5日 伊勢崎 41.8℃(国内の観測史上最高)。同じ日に40℃以上は14か所
  • 全国917か所の日ごとの値(6〜9月)から数えました

京都の比べ(7〜8月)

1914〜1943年1996〜2025年
最高気温の平均32.0℃33.2℃
35℃以上の日(1年あたり)7.5日21.0日
猛暑日の季節の目安7月23日ごろ〜8月19日ごろ7月10日ごろ〜9月1日ごろ

昔の30年の毎日を1日ずつ1.2℃高くするだけで、35℃以上の日は1年に16.6日(2倍あまり)になる計算です。

全国の上位(アメダスまで・1年の猛暑日)

年上位
2024年太宰府62日、日田57日、福崎56日
2025年日田62日、京都61日、京田辺60日
2026年(10/22まで)日田53日、太宰府49日、久留米48日

61か所の表

近くの観測点は、地方の見出しから探せます。61か所は県庁所在地とは限りません(例: 宮城県は仙台ではなく石巻、静岡県は浜松、沖縄県は石垣島)。奈良県には1910年から記録が残る観測点がありません。

北海道

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
網走(北海道)1999年(3日)0日0日
旭川(北海道)2021年(10日)1日0日
根室(北海道)一度もない0日0日
札幌(北海道)2021・2023年(3日)2日0日
釧路(北海道)一度もない0日0日
帯広(北海道)1924年(9日)6日0日
寿都(北海道)一度もない0日0日
函館(北海道)2023年(1日)0日0日

東北

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
青森(青森県)2023年(9日)2日0日
秋田(秋田県)2023年(13日)6日1日
宮古(岩手県)2023年(6日)4日0日
石巻(宮城県)2025年(6日)6日1日
山形(山形県)2023年(28日)24日6日
福島(福島県)2023年(34日)29日9日

関東

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
宇都宮(栃木県)2025年(29日)29日9日
前橋(群馬県)2025年(53日)53日18日
水戸(茨城県)2025年(19日)19日6日
熊谷(埼玉県)2025年(53日)53日22日
銚子(千葉県)1962・1978・2004・2024年(1日)0日0日
東京(東京都)2025年(29日)29日12日
横浜(神奈川県)2024年(22日)14日7日
八丈島(東京都・伊豆諸島)2024年(1日)0日0日

中部

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
新潟(新潟県)2023年(20日)15日0日
伏木(富山県)2025年(24日)24日12日
長野(長野県)2025年(28日)28日10日
金沢(石川県)2023年(20日)9日4日
松本(長野県)1994年(22日)18日11日
高山(岐阜県)2018年(21日)20日15日
福井(福井県)2025年(37日)37日22日
甲府(山梨県)2025年(59日)59日26日
敦賀(福井県)2023年(19日)15日13日
飯田(長野県)2025年(23日)23日15日
岐阜(岐阜県)2025年(51日)51日30日
名古屋(愛知県)2025年(52日)52日29日
浜松(静岡県)2024年(25日)15日15日

近畿

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
彦根(滋賀県)2025年(27日)27日21日
京都(京都府)2025年(61日)61日37日
津(三重県)2024年(22日)13日15日
神戸(兵庫県)2024年(19日)10日15日
大阪(大阪府)2025年(45日)45日34日
和歌山(和歌山県)2024年(23日)15日19日

中国

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
境(鳥取県)2025年(26日)26日8日
浜田(島根県)1994年(9日)1日4日
岡山(岡山県)2025年(48日)48日36日
広島(広島県)2024年(45日)18日34日
呉(広島県)1951・1953年(18日)4日8日
下関(山口県)2016年(8日)3日5日

四国

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
多度津(香川県)2024年(34日)24日24日
徳島(徳島県)2026年(28日)12日28日
松山(愛媛県)2024年(33日)11日24日
高知(高知県)2024年(19日)6日16日

九州・沖縄

観測点(都道府県)いちばん多かった年(日数)2025年2026年(10/22まで)
厳原(長崎県)2013・2018年(5日)0日4日
福岡(福岡県)2024年(39日)29日38日
佐賀(佐賀県)2024年(47日)40日42日
大分(大分県)2024年(33日)15日29日
熊本(熊本県)2024年(51日)38日44日
長崎(長崎県)2026年(15日)9日15日
宮崎(宮崎県)1998年(27日)7日14日
鹿児島(鹿児島県)2024年(40日)11日16日
名瀬(鹿児島県・奄美大島)1942・2024年(13日)0日0日
石垣島(沖縄県)1956年(6日)0日1日

61か所のうち44か所は、117年でいちばん猛暑日が多かった年が2023年以降です。2026年は10月22日までの値です。

注: 地図では奄美・沖縄と小笠原を枠の中へ移して描き、南鳥島は描いていません。観測場所を移した年がある観測点もあります(例: 京都1913年、東京2014年)。全国の記録の動きは1942年 京都36日 → 1990年 日田43日 → 1994年 日田45日 → 2023年 桐生46日 → 2024年 太宰府62日です。40℃以上の日は、2026年4月に「酷暑日」という名前がつきました。気温は標準では、風通しのよい芝生の上1.5mで、直射日光に当てないようにして測ります。

この回で分かる事

  1. 同じ61か所で、猛暑日は1か所・1年あたり1910年代の1.2日から2016〜2025年の10.3日になった。1980年代まではほぼ平らで、1990年代から上がり続けている。
  2. 61か所の「1年の猛暑日」の最多は、1942年の京都36日が52年、1994年の熊本41日が29年動かず、2023〜2025年に3年続けて塗り替わって61日(京都・2025年)になった。全国すべての観測点では62日(2024年 太宰府・2025年 日田)。
  3. 京都の7〜8月は、最高気温の平均が1.2℃上がるだけで35℃以上の日が2倍あまりになる計算(1年に7.5日→16.6日)。実際は暑い側への広がりも加わり、21.0日(約2.8倍)になった。

出典

動画とこのページで使った事実・数字の出どころです。

参考にした文献

  1. 気象庁「過去の気象データ検索」
  2. 気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」
  3. 気象庁 歴代全国ランキング(最高気温)
  4. 気象庁「過去の気象データ検索」(年ごとの値・月ごとの値・日ごとの値。2026年10月23日に取得、2026年は10月22日まで)
  5. 気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」(全国13地点平均、1910〜2025年)
  6. 気象庁 報道発表(2007年3月29日 予報用語の改正、2026年4月17日 酷暑日)
  7. 地図の陸の形: Natural Earth

声・音・絵

  • 声: Irodori-TTS(語り手)
  • 音楽: 「Sunrise」「TALK and WALK」(かずち)/「元気いっぱい!」(こばっと)/「感動をあなたに」(Kyaai)

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