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うごく統計#04

明治の17歳は、いまの何年生?身長と体型の125年 1900→2025|うごく統計 #04

答え

  1. 1900年度の17歳は男子157.9cm・女子147.0cmで、男子は中1と中2の間、女子は小6とほぼ同じです。
  2. 17歳の身長は1994年度に初めていちばん高くなり、そのあと約30年ほとんど変わっていません。
  3. 1900→2025年度で、男子は約13cm、女子は約11cm伸びました。

動画

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解説

明治の17歳は、いまの何年生と同じ背(身長)だったのでしょう。学校の健康診断の全国の記録(1900〜2025年度)、世界200の国と地域の推計、体力テストの記録で、身長・体重・体型・体力の変わり方を、人の形が伸びたり並び替わったりする動くグラフで見ます。

日本の学校で測った身長と体重

学校の健康診断で測った人の全国の平均です。「いま」は2025年度を指します。

年度17歳男子の身長(cm)17歳女子の身長(cm)
1900157.9147.0
1939162.5152.5
1948160.6152.1
1994170.9158.1
2025170.6157.9

1994年度は、男女とも初めて最高値に達した年です。1921年度と1940〜1947年度は全国の値がありません。2020〜2023年度は測る時期が異なるデータが混ざり、前後の年と比べられません(動画ではしま模様)。

2025年度の比較対象平均身長(cm)
男子・中学1年生153.8
男子・中学2年生161.1
女子・小学6年生147.4
年度17歳男子の体重(kg)17歳女子の体重(kg)
190050.047.0
202562.252.5

世界の身長(推計)

18歳のときの平均身長です。年は測った年ではなく、生まれた年を表します。推計は資料から求めた値で、この回には将来の予測はありません。学校の17歳の記録とは別の資料です。

国・地域など男性・1896年生まれ男性・1996年生まれ女性・1896年生まれ女性・1996年生まれ
日本156.2(187位)170.8(102位)142.3(195位)158.3(112位)
オランダ169.4(12位)182.5(1位)154.8(38位)168.7(2位)
アメリカ171.1(3位)177.1(37位)158.5(4位)163.5(42位)
韓国159.8(151位)174.9(51位)142.2(196位)162.3(55位)
中国161.0(130位)171.8(93位)150.2(134位)159.7(87位)
インド162.0(101位)164.9(178位)148.0(163位)152.6(192位)
1位の国スウェーデン 171.9オランダ 182.5スウェーデン 160.3ラトビア 169.8
200の国と地域のまん中(中央値)162.0171.1151.6158.9

単位はcm、小数第1位で表示。順位は200の国と地域を推計の中心の値で高い順に並べたものです。「まん中」は国・地域を並べた中央の値です。

1位の移り変わりは、男性がスウェーデン→アイスランド(1912年生まれ〜)→オランダ(1958年生まれ〜)、女性がスウェーデン→アイスランド(1914年生まれ〜)→オランダ(1957年生まれ〜)→ラトビア(1986年生まれ〜)。交代時の小さな差は推計の幅の中です。

1896→1996年生まれの日本の伸びは、男性+14.7cm(5番目)、女性+16.0cm(2番目)。伸びは元データで計算した値のため、表の丸めた身長を引いた値と異なる場合があります。

大人の体型:BMIの割合(推計)

BMIは体重(kg)を身長(m)で2回割った、体型の目安です。20歳以上の大人について、国や年で比べられるよう年齢層の割合をそろえた推計です。各欄は 1980年→2024年の割合(%) を表します。

国・地域/性別BMI 18.5未満18.5以上25未満25以上30未満30以上
世界・男性17.3 → 7.364.0 → 50.115.5 → 29.23.2 → 13.4
世界・女性17.3 → 8.260.7 → 49.415.3 → 25.26.8 → 17.2
日本・男性7.3 → 4.976.2 → 61.115.7 → 25.80.9 → 8.2
日本・女性9.5 → 16.671.9 → 67.516.4 → 12.22.3 → 3.8
アメリカ・男性1.5 → 1.350.3 → 24.337.4 → 34.010.8 → 40.3
アメリカ・女性5.2 → 2.358.0 → 27.022.9 → 27.713.9 → 43.1

日本の男性のBMI 25以上は16.5%→34.0%。2024年の日本の女性の18.5未満は16.6%で、200の国と地域で9番目に多い推計です。「肥満」とする線はWHOでは30以上、日本の健康診断(日本肥満学会の基準)では25以上です。

割合は小数第1位に丸めているため、合計が100%にならない場合があります。動画の「100人」の人数は合計100人になるよう端数を調整したものです。

学校で測っていた座高と胸囲

座高は座ったときの座面から頭までの高さです。「身長−座高」は脚の長さの目安です。

17歳・性別/年度身長(cm)座高(cm)身長−座高(cm)
男子・1937161.087.873.2
男子・2015170.792.178.6
女子・1937150.983.867.1
女子・2015157.985.972.0
年度17歳男子の胸囲(cm)男子の身長(cm)17歳女子の胸囲(cm)女子の身長(cm)
197085.9167.881.8155.6
199486.5170.982.6158.1

胸囲(胸のまわり)は1995年度から、座高と寄生虫卵の検査は2016年度から、学校の健康診断で必ず行う項目ではなくなりました。

体力と健康診断

体力の各欄は 1999年度→2025年度の平均 です。握力は筋力の目安です。

項目・年齢男性女性
握力(kg)・11歳21.05 → 19.2220.05 → 19.12
握力(kg)・17歳43.25 → 40.7427.01 → 26.39
握力(kg)・20〜24歳48.78 → 44.0429.44 → 27.12
握力(kg)・65〜69歳38.40 → 39.5624.46 → 25.01
握力(kg)・75〜79歳33.08 → 35.6821.07 → 22.61
ソフトボール投げ(m)・11歳30.25 → 25.5017.06 → 15.39
ハンドボール投げ(m)・17歳27.42 → 25.3215.21 → 14.00
小学生の健康診断の項目比べる年度割合(%)
むし歯のある人(治療済みも含む)1979 → 202594.8 → 30.8
裸眼視力1.0未満の人(めがね等を外して測定)1979 → 202517.9 → 36.1
寄生虫卵が見つかった人1949 → 201563.9 → 0.12

この回で分かる事

  • 1900年度に学校で測った17歳は、2025年度の平均では男子が中1と中2のあいだ、女子が小6とほぼ同じ背です。
  • 日本の17歳の背は1994年度からほぼ横ばいで、世界の身長推計での順位は1896→1996年生まれで男性187→102位、女性195→112位へ上がりました。
  • 日本の大人は男性でBMI 25以上、女性で18.5未満が増え、握力は子ども・若い人で下がり、65〜79歳で上がりました。

ショート

出典

動画とこのページで使った事実・数字の出どころです。

  1. 文部科学省・e-Stat「学校保健統計調査」年次統計(2025年度(令和7年度)版、表10・11・12・15。身長・体重・座高・疾病等の推移。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)e-stat.go.jp/stat-search/files
  2. 文部科学省・e-Stat「学校保健統計調査」1985年度・表13(1949〜1985年度の平均胸囲。画像のPDFから読んだ値。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)e-stat.go.jp/stat-search/file-download
  3. 文部科学省・e-Stat「学校保健統計調査」1994年度・表1(1994年度の身長・体重・胸囲・座高。画像のPDFから読んだ値。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)e-stat.go.jp/stat-search/file-download
  4. スポーツ庁・e-Stat「体力・運動能力調査」(1999年度・2025年度、表1「年齢別テストの結果」。1999年度は画像のPDF、2025年度はxlsx。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)e-stat.go.jp/stat-search/files
  5. スポーツ庁「2024年度体力・運動能力調査」結果の概要(体力の推移についての参考資料。記事の表の値は上記の1999年度・2025年度の個別の表による。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)mext.go.jp/sports/content/251007-spt_kensport01-00…
  6. NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)・身長データ(eLife 2016年版、1896〜1996年生まれの18歳の平均身長。CC BY 4.0。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)ncdrisc.org/data-downloads-height.html
  7. NCD-RisC「A century of trends in adult human height」(2016年、eLife 5:e13410。身長推計の論文。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)doi.org/10.7554/eLife.13410
  8. NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)・BMIデータ(Nature 2026年版、1980〜2024年、20歳以上、年齢構成をそろえた国別・世界の割合。CC BY 4.0。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)ncdrisc.org/data-downloads-adiposity.html
  9. NCD-RisC「Obesity rise plateaus in developed nations and accelerates in developing nations」(2026年、Nature。BMI推計の論文。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)doi.org/10.1038/s41586-026-10383-0
  10. WHO「Obesity and overweight」(2026-10-07更新版。大人のBMIの基準。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)who.int/news-room/fact-sheets/detail/obesity-an…
  11. 厚生労働省「2013年 国民健康・栄養調査結果の概要」(第3章1、日本のBMIの区分。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)mhlw.go.jp/content/10900000/001695555.pdf
  12. 文部科学省「学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知)」(2014-04-30、26文科ス第96号。座高・寄生虫卵の検査の必須項目からの削除(2016年度施行)。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)mext.go.jp/content/20240123-mxt_kenshoku-100000617…
  13. 日本学校保健会『児童生徒の健康診断マニュアル(改訂版)』(1994-12-08の文体学第168号通知を収録。胸囲の必須項目からの変更(1995年度施行)。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)gakkohoken.jp/book/ebook/ebook_H220050/H220050.pdf
  14. 国立国会図書館レファレンス協同データベース(滋賀県立図書館の事例)(『統計調査総覧 平成9年』(1997年)p.311を引用。学校の身体検査統計の始まりと戦時中の中断。 取得:企画時(日付の個別記録なし)、確認:2026-10-12)crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php
  15. 文部科学省「学校保健統計調査」年次統計・各年度の表(e-Stat)e-stat.go.jp/stat-search/files
  16. NCD-RisC のデータ(身長・BMI)ncdrisc.org/data-downloads.html

声・音・絵

  • 声:Irodori-TTS(合成音声)/BGM:「Sunrise」「TALK and WALK」かずち、「元気いっぱい!」こばっと、「感動をあなたに」Kyaai(OpenTracks)/国旗:Flags via flagcdn.com

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