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算数ひらめき劇場#05

30億500万を、数字だけで書くと?(小4・初級)|算数ひらめき劇場 #05

答え

  1. 30億500万を数字だけで書くと、3005000000(10けた)。予想のイが答えです。
  2. 読んでも聞こえない0は8こ。30と500の中に3こ、数字のない位に書き足す0が5こです。
  3. アの3050000000は30億5000万、ウの305000000は3億500万と読めてしまいます。

ほかの言い方30億500万 数字で書く大きな数 0の書き方億と万 数字だけで書く空位の0 4年生位取り表 小学4年

動画

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解説

算数ひらめき劇場|小学4年生・初級|数と計算|保護者・先生向け

「30億500万」は、読んでも「ゼロ」が1回も聞こえないのに、数字で書くと0がいくつも並びます。このページは、動画の問題と位取り表を使った書き方を、保護者・先生向けにまとめたものです。この回の動画では、このページの問題を順に考えます。

答えまで書いてあります。 子どもと挑むときは、まず「この回の問題」だけを見せ、断りのある答えの節へ進む前に、考える時間を取ってください。

この回の問題(印刷して使えます)

中心の問題

30億(おく)500万を、数字だけで書くと、どうなるでしょうか。

ア 3050000000 / イ 3005000000 / ウ 305000000

問題の札「30億500万」と、同じ見た目の予想の札ア・イ・ウ
問題の札「30億500万」と、同じ見た目の予想の札ア・イ・ウ

練習の問題

練習1 5億(おく)30万を、数字で書きましょう。

練習2 7億(おく)8万を、数字で書きましょう。

自分でちょうせんする問題

12億(おく)4006万を、数字で書きましょう。

印刷して使える空の位取り表。右から一のへや・万のへや・億のへや、どのへやにも千・百・十・一の位
印刷して使える空の位取り表。右から一のへや・万のへや・億のへや、どのへやにも千・百・十・一の位

動画を止めて考えてから、答えの節を開いてください。

子どもがまずやりそうなこと

0の数を数える

3つの予想は、どれも3と5と0でできています。0を数えるとアもイも8こ、ウは7こ。0の数は手がかりになりますが、アとイが同じなので決められません。ちがうのは0の「場所」です。

予想の0に番号を付けて数えた所。アとイが同じ数、ウが1つ少ない
予想の0に番号を付けて数えた所。アとイが同じ数、ウが1つ少ない

聞こえた数字をつめて書く

聞こえたとおりに30、500と書き、万のうしろに0000を付けると305000000(ウ)。これは3億500万です。

万のへやの左はしから入れる

「万のへやは位が4つ」と知っている子が、500を左から書いて残りを0でうめると5000になり、3050000000(ア)=30億5000万になります。

どれも「読む時は、数字のない位を言わない」ことと関係していると考えられます。2年生の学習指導要領解説にも「8000 を読むときには,必要な位だけを言えばよいが,書くときには0を各位に記入しておかなければならない」とあります。そこで最初の一手は、書く前に、4つずつのへやの表に、右はしをそろえて入れることです。

位取り表で書く手順(最初の一手から)

4つの問題とは別の数「8億60万」で説明します。

表のかき方

右から4つずつ位のわくをかき、太い線(かべ)で区切ります。右から「一のへや」「万のへや」「億のへや」、どのへやも左から千・百・十・一です(学習指導要領解説の第4学年にも同じ形の図があります)。

億と万の前の数を、右はしをそろえて入れる

「億」の前の8は、右はしを一億の位に。「万」の前の60は、右はしの0を一万の位、6を十万の位に入れます。左はしから入れないのがポイントです。

8億60万の8を億のへや、60を万のへやに、右はしをそろえて入れた表
8億60万の8を億のへや、60を万のへやに、右はしをそろえて入れた表

数字のない位に0を書く

いちばん左の数字(8)より右で、数字のない位に0を書きます。千万・百万の位と、一のへやの4つです。8より左には書きません。

数字の入っていない位が、オレンジの点線で光っている表
数字の入っていない位が、オレンジの点線で光っている表

左から読んで書き、読みもどす

左から書くと800600000。右から4けたずつ「8|0060|0000」と区切って読むと8億60万にもどります。

0を書き入れた表と、その下に左から写した数字の列
0を書き入れた表と、その下に左から写した数字の列

答えと確かめ(答えまで書いてあります)

中心の問題の答え

答えはイ、3005000000です。30は右はしの0が一億、3が十億の位。500は右はしが一万の位なので、5は百万の位。数字のない千万の位と一のへやの4つに0を書きます。0は、30と500の中の3こと書き足した5こで、合わせて8こ。どれも読む時には聞こえない0です。

中心の問題の答えの表。0に1〜8の番号、下に数字の列
中心の問題の答えの表。0に1〜8の番号、下に数字の列

動かして見る:数字のない位に、0のカードが1枚ずつ落ちて座るまで(約8秒)

練習1・練習2の答え

問題答え右から4けたずつ
練習1 5億30万5003000005|0030|0000
練習2 7億8万7000800007|0008|0000

万のへやの空いた位は、練習1が2つ、練習2が3つ。数字が1つでも、へやの位は4つです。

自分でちょうせんする問題の答え

答えは1240060000(10けた)です。4006の中の0は、もとの数に書いてある0なので、そのまま書きます。書き足すのは一のへやの0が4こ。万のへやに空いた位がないので、「左はし」「つめる」のまちがいは起きません。

確かめ方

  • 右から4けたずつ区切って読みもどす(12|4006|0000 → 12億4006万)。
  • けたを数える。いちばん左が一億の位なら9けた、十億の位なら10けた。
  • 0をつけて右をそろえてたしても同じ(3000000000+5000000=3005000000)。
  • カンマは3けたごとで1,240,060,000。億と万で読む時は4けたずつです。
自分でちょうせんの答えを、4けたずつ区切って読みもどし、3けたごとのカンマでも書いた所
自分でちょうせんの答えを、4けたずつ区切って読みもどし、3けたごとのカンマでも書いた所

つまずきやすい所と直し方

どれも、書いた数を表に入れて読みもどせば、もとの数にもどらないことに子どもが自分で気づけます。責めずに「表に入れて読んでみよう」と返してください。

万のへやの左はしから入れてしまう

3050000000は30億5000万、530000000は5億3000万と読めます。500をふつうに書く時、5は百の位です。万のへやも同じ千・百・十・一なので、500万の5は百万の位です。

上に正しい数、下にアの数を入れた2行の表と、へやだけの小さな図(左はしから入れると/右はしをそろえると/500をふつうに書くと)
上に正しい数、下にアの数を入れた2行の表と、へやだけの小さな図(左はしから入れると/右はしをそろえると/500をふつうに書くと)
練習1のまちがいの数を表に入れると、5億3000万と読める
練習1のまちがいの数を表に入れると、5億3000万と読める

数字のない位をつめてしまう

0を書かずにつめると、左の数字が右へずれます。305000000は3億500万、5300000は530万、780000は78万です。

0を書かずにつめた数を表に入れると、3億500万と読める
0を書かずにつめた数を表に入れると、3億500万と読める
練習2のまちがいの数を表に入れると、78万と読める
練習2のまちがいの数を表に入れると、78万と読める

一のへやの0を3こにする・書きわすれる

12億4006万を124006000と書くと1億2400万6000、124006と書くと12万4006。一のへやにも位は4つあります。

別の見方:読みの中の位の名前と、0をつけてたす方法

「さん・じゅう・おく」の「じゅう」、「ご・ひゃく・まん」の「ひゃく」は位の名前です。読む時は数字のある位の名前だけを言うので、名前の出てこない位に0を書きます。

0をつけてたす方法(3000000000+5000000)も正しい方法ですが、けたが多いほど0を数えて右をそろえる手間がかかります。表なら、0を数えなくても位の場所が決まります。

発展の問題

  1. 三十億五百万 を、数字で書きましょう。
  2. 四億三十万 を、数字で書きましょう。
  3. 2兆300億 を、数字で書きましょう(1兆は1億の1万こ分。表の左に兆のへやを足します)。
  4. 6000060000 を、億と万を使って書きましょう。
  5. 500万の5が、1つ左の位にずれると、数は何倍になりますか。

発展の問題の答え(答えまで書いてあります)

  1. 3005000000(中心の問題と同じ数。漢数字でも入れ方は同じ)。
  2. 400300000(4|0030|0000)。
  3. 2030000000000(13けた。2|0300|0000|0000)。
  4. 60億6万(60|0006|0000)。
  5. 10倍。500万が5000万になります(3年生の「位が1つ上がると10倍」)。

保護者・先生へ

  • 「0は何こ」と教えるより先に、表に入れて0の場所を自分で見つける体験を。
  • 答えが合っていても読みもどしを。まちがえたら、その数を表に入れて読むだけで十分です。
  • 合言葉は「読む時に言わない位にも、0がいる」。新聞の大きな数を声に出して読み、数字で書く遊びもおすすめです。

よくある問い

なぜ0を書きわすれるのですか?

読む時は数字のある位の名前しか言わないので、0の位は声に出てきません。そのため、書く時に思い出しにくいと考えられます。

「500万」を「5000万」と書く子がいるのは、なぜですか?

理由の1つとして、「万のへやは位が4つ」と覚えている子が、500を左から書いて、足りない分を0でうめることが考えられます。理由は子どもによってちがうので、どう考えて書いたかを聞いてみてください。

カンマ(,)は、つけなくてもいいですか?

学習指導要領では、3けたごとに区切る表し方に「触れる」とされ、「そのように表された数についても読めるよう指導する」とあります。この回は数字だけで書く形が中心で、Web教材ではカンマつきの答えも正解にしています。

まだ億を習っていなくても使えますか?

3年生で学ぶ万の単位と「1000万の10倍が1億」が分かれば使えます。どのへやも千・百・十・一のくり返しです。

位取り表は、紙にどうかけばいいですか?

たて線で右から4つずつ区切り、上に一・万・億、各へやに千・百・十・一と書きます。「位取り表」はこのシリーズで使っている表の名前で、学習指導要領解説の本文にこの言葉はありませんが、同じ形の図があります。

Web教材「かくれた0をさがせ」で試す

この回のページの上のWeb教材では、チップを位取り表の右はしにそろえて入れ、空いた位に自分で0を書いて、6つの課題(中心・練習1・練習2・自分でちょうせん・理由の説明・まちがい直し)にちょうせんできます。「もう1問」「なぞをつくる」、学習地図もあります。時間や点数は記録しません。

出典

動画とこのページで使った事実・数字の出どころです。

参考にした文献

  1. 問題:中心の問題・練習の2問・自分でちょうせんの問題・手順の例・発展の問題は、タメラボのオリジナルの問題です(独自の問題)。図と動く図はタメラボ(字体:M PLUS Rounded 1c、SIL OFL 1.1)。

リンク

  1. 文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編』(第4学年A(1)「整数の表し方」(冊子181〜183頁)、第3学年A(1)(136〜138頁)、第2学年A(1)(105頁)、第1学年A(1)(79頁))mext.go.jp/content/20211102-mxt_kyoiku02-100002607…

声・音・絵

  • 声:Irodori-TTS(合成音声)/音楽(OpenTracks):「のんびり行こうよ」zmino、「パステルハウス」かずち/効果音:タメラボ(プログラムで作成)/字体:M PLUS Rounded 1c(SIL OFL 1.1)/絵・問題・動き:タメラボ

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