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NISAは2027年1月から0歳でも使えます年60万円・生涯600万円、そして12歳から引き出せます(ただし条件つき)

2026-09-15 ・ 読了目安 5分

NISAは2027年1月から0歳でも使えます|年60万円・生涯600万円、そして12歳から引き出せます(ただし条件つき)

NISA のつみたて投資枠から年齢の条件が無くなります。 金融庁の資料だけで確かめたところ、いちばん報じられていないのは金額ではなく「引き出せる年齢」でした。

先に3つ書きます。

  • 0歳から17歳までが対象で、年間60万円・生涯600万円です。 18歳以上の枠(つみたて120万円・成長240万円・生涯1,800万円)とは別の数字です。
  • 12歳から引き出せます。 ただし無条件ではありません。 使い道が子のためであること、子が払い出しに同意した書面、そして親権者が申出書を金融機関に出すことが要ります。
  • 始まるのは2027年1月以降です。 令和9年からの制度で、いま口座を作って待つ話ではありません。

年齢ごとの枠

金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」の表です。

0〜17歳18歳以上(つみたて投資枠)18歳以上(成長投資枠)
年間投資枠60万円120万円240万円
非課税保有限度額600万円1,800万円1,200万円(内数)
払い出し一定の要件の下、12歳以降は払出しが可制限なし制限なし

金融庁「アクセスFSA第273号」の文言はこうです。

「つみたて投資枠の年齢要件を撤廃し、0歳から17歳までの間の年間投資枠を60万円、非課税保有限度額を600万円とすることとなった。」

「年齢要件を撤廃」 という書き方です。新しい制度が1つ増えるのではなく、いまのつみたて投資枠から年齢の条件が外れる、という形になっています。

12歳から引き出せる、の中身

ここがいちばん誤解されそうなところです。金融庁「アクセスFSA第270号」の文言です。

「本施策では、一定の要件のもと、12歳以降は払出しが可能となります。」

「一定の要件」の中身も、同じ資料に書かれています。

「※ 資金の使途が子のためのものであり、子が払出しに同意したことを示す書面とともに、親権者等(口座管理者)が申出書を金融機関に提出する。」

つまり、3つそろって初めて引き出せます。

要る条件誰が
資金の使途が子のためのものであること
子が払い出しに同意したことを示す書面
申出書を金融機関に提出親権者等(口座管理者)

「12歳になったら親の判断で自由に下ろせる」ではありません。 子の同意書面が要るので、12歳の子に説明して、同意をもらうという手続きが挟まります。親が子の学費に使う場合でも同じです。

そして11歳以下は、払い出しの記載がありません。 金融庁の表で「12歳以降は払出しが可」と書かれている以上、それより前に引き出す方法は、この資料には書かれていません。

いつからか

金融庁「アクセスFSA第270号」の文言です。

「2027年1月以降」

税制改正の資料では 「(令和9年~)」 と書かれています。2026年のうちに使える話ではありません。

何を考えておくか

公表されている数字から言えることだけ書きます。

  • 年60万円は、月5万円です。 0歳から17歳まで18年間、上限まで使い切ると1,080万円になりますが、非課税で持てるのは600万円までなので、上限どおりに10年入れ続けると枠に当たります。
  • 600万円は「保有限度額」で、年間の合計ではありません。 売却すれば枠が復活する仕組みかどうかは、この記事で見た資料には書かれていませんでした。 制度の詳細が出るのを待つ必要があります。
  • 12歳の払い出しに子の同意書面が要るということは、子がその口座の存在を知っている前提の制度だということです。「黙って積んでおいて18歳で渡す」という使い方とは、形が違います。

この記事で確かめていないこと

旧ジュニアNISA との比較は書いていません。 「以前は18歳まで引き出せなかった」という話は広く言われていますが、今回の調査では金融庁のページでその文言を確認していないので、書きませんでした。比べるなら、比べる相手の出典も要ります。

売却したら枠が復活するのか金融機関がいつから受け付けるのかも、上の資料には書かれていませんでした。

出典

この記事は、金融庁のページの記載だけを根拠にしています。

調べた記録について。 上の逐語は 2026-09-15 に金融庁の各ページを開いて写したものです。証券会社や新聞の数値は使っていません。 金融庁に記載が無かったものは、上の「確かめていないこと」に書きました。

個別の判断は金融機関か税務署にご確認ください。 この記事は公表されている資料の読み方をまとめたもので、投資を勧めるものではありません。