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Apple Watch Series 12 と Ultra 4、7万1,000円差で変わるのは4つです健康機能は同じ

2026-09-16 ・ 読了目安 6分

Apple Watch Series 12 と Ultra 4、7万1,000円差で変わるのは4つです|健康機能は同じ

71,800円と142,800円。同じ日に出た2本の腕時計に、71,000円の開きがあります。

その差で何が変わるのかを、Apple の日本語の仕様ページと購入ページだけを使って並べました。報道もレビューもまとめサイトも使っていません。 その結果、健康に関する機能はほぼ全部が同じで、差が出るのは4か所だけでした。

先に3つ。

  • 心電図、血中酸素、睡眠時無呼吸の通知、皮膚温、心拍変動は、どちらにもあります。 チップも同じ S11、容量も同じ 64GB。健康機能のために 71,000円を足す理由は、仕様ページからは出てきません。
  • 差がはっきり出るのは、電池・耐水・明るさ・衛星の4つです。通常使用の駆動時間は 24時間 対 50時間、耐水は 50m 対 100m(水深40mのダイビング対応)、ピーク輝度は 2,000ニト 対 3,000ニト、そして衛星通信は Ultra 4 だけです。
  • 重さは1.6倍。 Ultra 4 は 49mm チタニウムで 63.0g、Series 12 の 46mm アルミニウムは 39.5g毎日つけて寝る道具なので、この差は仕様表の中だけの話ではありません。

同じもの ―― ここに差は無い

項目Series 12Ultra 4
チップS11(64ビットデュアルコア)、4コアNeural Engine同じ
容量64GB64GB
心電図アプリありあり
血中酸素ウェルネスありあり
睡眠時無呼吸の通知ありあり
皮膚温センサー / 心拍変動ありあり
画素密度326ppi326ppi
最小輝度1ニト1ニト
Wi‑FiWi‑Fi 4(802.11n)、2.4/5GHz同じ
Bluetooth5.35.3
5G RedCap / LTE対応対応
防塵IP6XIP6X
対応 iPhoneiOS 27 以降の iPhone 11 以降同じ
同梱の充電ケーブルUSB‑C(1m)USB‑C(1m)

センサーの一覧を並べても、Ultra 4 にしか無いのは水深計と水温センサーだけです(Series 12 にも6メートルまでの水深計と水温センサーはあります。Ultra 4 のほうが深く測れます)。

違うもの ―― 71,000円が乗っているのはここ

1. 電池(24時間 → 50時間)

Series 12Ultra 4
通常使用最大24時間最大50時間
低電力モード最大38時間最大84時間
屋外ワークアウト最大10時間最大18時間
長時間のワークアウト(記載なし)最大25時間
長時間のワークアウト(最大)(記載なし)最大45時間
80%まで充電約30分約45分
15分の充電で最大12時間最大18時間

「約2日間」と書かれているのは Ultra 4 だけです。Series 12 は「一日中駆動するバッテリー」。充電の頻度が1日1回か2日に1回かという差なので、日々の使い方に直接効きます。

2. 耐水と耐久(50m → 100m + ダイビング)

  • Series 12: ISO 22810:2010 にもとづく50メートルの泳げる耐水性能
  • Ultra 4: ISO 22810:2010 にもとづく100メートルの耐水性能(スイミング、シュノーケリング、スキューバダイビング、高速ウォータースポーツ)。加えて EN13319 に準拠した水深40メートルまでのレクリエーショナルスキューバダイビング(±1mの精度)MIL‑STD 810H 準拠のテスト(高度・高温・低温・温度衝撃・浸漬・凍結と融解・氷と着氷性の雨・衝撃と振動)。

動作温度も違います。Ultra 4 は手首に装着時 −20°〜55°C、動作高度は −500m〜9,000m。Series 12 は 0°〜35°C0m〜3,000mプールと風呂までなら Series 12 で足ります。潜る・登る・氷点下で使うなら Ultra 4 です。

3. 画面(2,000ニト → 3,000ニト、そして前面の素材)

どちらも LTPO3 の常時表示 Retina ディスプレイで 1Hz まで下がり、326ppi も同じ。違うのはピーク輝度 2,000 対 3,000ニトと、前面の素材です。

  • Series 12: Ceramic Shield 2(アルミニウムケース)/サファイア前面クリスタル(チタニウム・セラミックケース)
  • Ultra 4: フラットサファイアクリスタル(全モデル)

表示領域は Series 12 の46mmが 1,196平方ミリメートル、Ultra 4 が 1,245平方ミリメートル約4%しか違いません。「Ultra は画面が大きい」と言われるほどの差は、数字の上にはありません。

4. 衛星通信と、遭難したときの装備

Ultra 4 にだけあるものです。

  • 衛星通信機能(緊急SOS、メッセージ、「探す」)
  • サイレンデュアルスピーカー風の音を低減するビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
  • 高精度2周波GPS(Series 12 は L1 高精度GPS)
  • カスタマイズできるアクションボタン

電波の届かない場所へ行くかどうかが、ここの分かれ目です。

サイズと手首

厚さ重量手首
Series 12(42mm・アルミ)42mm37mm9.7mm32.2g(GPS)130〜200mm
Series 12(46mm・アルミ)46mm40mm9.7mm39.5g(GPS)140〜245mm
Ultra 449mm44mm12mm63.0g(ナチュラル)130〜210mm

手首の細い人は、Ultra 4 のほうが下限が低い(130mm)という逆転があります。46mm の Series 12 は 140mm からなので、手首が細くて大きい画面が欲しい人には、46mm より Ultra 4 のほうが合うことになります。ただし厚さは 9.7mm と 12mm、重さは 39.5g と 63.0g です。

素材も選べる幅が違います。Series 12 はアルミニウム・チタニウム・セラミックの3種類(セラミックだけ縦が 47mm、厚さ 9.85mm)。Ultra 4 はグレード5チタニウムのみ、色はナチュラルとブラックの2つです。

この記事で扱っていないこと

  • 実機を触っていません。 つけ心地、画面の見え方、バンドの相性は、数値では出ません。
  • 実売価格は見ていません。 上の価格は Apple の直販ページの「◯◯円から」です。キャリアや量販店の価格、下取り、バンドの値段は入っていません。
  • バッテリーの持ちは Apple の測定条件での値です。footnote が付いており、使い方で変わります。
  • Apple Watch SE 3(41,800円から)は比べていません。 この記事は Series 12 と Ultra 4 の2つだけです。

使った資料(実際に開いたページ)

価格は2026年9月16日時点の Apple 直販ページの表示です。